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Vim/Bash ナビゲーションコマンド比較表

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Table of Contents

はじめに

Vimとシェル(Bash)のナビゲーション・移動コマンドを比較したチートシートです。 両環境での操作方法の違いを一目で確認できます。

チートシート

基本カーソル移動

Vim コマンド説明Bash コマンド説明
h左に移動左に移動
j下に移動右に移動
k上に移動前のコマンド (履歴を遡る)
l右に移動次のコマンド (履歴を進む)

行内移動

Vim コマンド説明Bash コマンド説明
0行の先頭へCtrl+a行の先頭へ
^行の最初の非空白文字へCtrl+e行の末尾へ
$行の末尾へ--
f{char}行内の指定した文字へ--
t{char}行内の指定した文字の手前へ--

単語単位の移動

Vim コマンド説明Bash コマンド説明
w次の単語の先頭へAlt+f次の単語へ
e現在/次の単語の末尾へAlt+b前の単語へ
b前の単語の先頭へ--
ge前の単語の末尾へ--

スクロール/画面移動

Vim コマンド説明Bash コマンド説明
Ctrl+f1画面下にスクロールCtrl+l画面クリア
Ctrl+b1画面上にスクロールCtrl+c現在のコマンドをキャンセル
Ctrl+d半画面下にスクロール--
Ctrl+u半画面上にスクロール--
zzカーソル行を画面中央へ--

ファイル内/履歴移動

Vim コマンド説明Bash コマンド説明
ggファイルの先頭へCtrl+p履歴を遡る (上矢印と同じ)
Gファイルの末尾へCtrl+n履歴を進む (下矢印と同じ)
{前の段落へCtrl+r履歴検索
}次の段落へhistoryコマンド履歴の表示
:<num>指定した行番号へジャンプ!<num>履歴の特定番号のコマンドを実行

検索と置換

Vim コマンド説明Bash コマンド説明
/{pattern}前方検索Ctrl+r履歴の逆方向検索
?{pattern}後方検索Ctrl+s履歴の前方検索(要設定)
n次の検索結果へ--
N前の検索結果へ--
*カーソル位置の単語を前方検索--
#カーソル位置の単語を後方検索--

マーク(位置記憶)

Vim コマンド説明Bash コマンド説明
m{a-z}現在位置をマーク--
'{mark}マークした行へジャンプ--
{mark}マークした位置へジャンプ--
.最後の編集位置へジャンプ--
^最後に挿入モードを終了した位置へ--

ジャンプ履歴

Vim コマンド説明Bash コマンド説明
Ctrl+o古いジャンプ位置へ--
Ctrl+i新しいジャンプ位置へ--
:jumpsジャンプリストを表示--

インデント

Vim コマンド説明Bash コマンド説明
>>行をインデント--
<<行のインデントを減らす--
>}段落をインデント--
<}段落のインデントを減らす--

覚えるためのヒント

  • Vimコマンドは多くが単一キーで、直感的です(例:h,j,k,lはキーボード上の配置と対応)
  • Bashコマンドは意味のある組み合わせが多いです(例:Ctrl+aは「at the beginning(先頭)」、Ctrl+eは「end(終わり)」)
  • 共通する概念(行先頭、行末尾、単語単位の移動)があり、異なる表現方法を持つことを意識すると覚えやすくなります